認知されていない先端技術を紹介します

進化の速度についてこれるか?
現在の量子コンピューターについて
GoogleとIBM編

前回の記事で、この世の中が仮想現実であるかもしれないお話をしましたね。

前回の記事: 神様はチェスが好き?イーロン・マスクは滅茶苦茶かっこいい?量子力学と近年の人間の未来について

今回は、これまた量子のお話をしたいと思います。

最近話題の量子コンピューターについてお話します。

まず、量子の復習からしましょうか。

量子というのは、観測されている時は波、観測されていない時は粒子としてふるまう、トイストーリーのようなとても小さな物質や単位のことです。

人間に観測されていない状態で動き、観測されている状態では動かないことで有名なやつら

パソコンとウッディの人形が机の上にあることを想像してください。

あなたはパソコンでの仕事に疲れ、少し散歩します。

散歩から戻ると、なんとパソコンのデータが消えています。

オートロックで入口にカメラが付いているので、侵入者には気づけるはずです。

犯人はウッディの人形としか考えられません。

お前…

でも、人形だし…。

しかし、観測されていない状態のウッディが人形としてふるまっているのか、

考え行動するモノ、人間としてふるまっているのか証明できません。

この時、観測されていないウッディは、二つの可能性を持っているわけです。ただの人形か、人間か。

敵なのか味方なのか…!?

次はコンピューターについての話をします。

コンピューターにはビットという単位があります。

コンピューターは0と1で構成されるビットという単位で計算処理を行います。

0と1の組み合わせで、スマホで動画を見ることができるし、PS4の美麗なグラフィックでゲームをすることもできます。

スパコンに膨大な計算をさせることもできますね。

で、量子コンピューターというのは、今までに0か1かで計算処理を行っていたものに、0でもありうるし、1でもありうるという可能性を追加したものです。

(可能性を追加というと語弊があるとは思いますが、)

先ほどのたとえ話で言うと、コンピューターが壊れる寸前のウッディの状態ですね。人形かもしれないし、人間かもしれない。ドアを開けるまでは、人形と人間の両方になりえます。

そういったことがコンピューターで計算できるようになるんです。

ちなみに、量子コンピューターでは、ビットが量子ビットになります。

単純にあらゆる計算が早くなるわけではありません。素因数分解や組み合わせ最適化問題 などで、高速化が期待されています。

具体的には、最時間で荷物を配送する方法などで活躍できると言われています。

そんな量子コンピューターの近況として、大事件がありました。

世界最速のスーパーコンピューターで1万年かかる計算を、グーグル開発の量子コンピューター” Sycamore (シカモア)”は200秒で解いてしまったのです。

凄いですね。1万年と200秒って…。

ただ、先ほども話したように、量子コンピューターにはスパコンに比べ優位に立てる計算があり、加えて、今回解いた計算に実用性はないようです。

現にIBMは、1万年とか言ってるけど、その計算、理想的なシミュレーションならスパコンでも2.5日でできるんですが(^^;と、異を唱えています。

また、量子コンピューターの量子ビットは超低温の冷却ユニットに入れてある状態じゃないと攪乱されてしまうのです。

現段階では量子ビットはかなりナイーブに扱わないとだめな状態ですね。

それにしても凄いですよね。

で、そんなIBMは、汎用量子コンピューターを作成しました。

汎用ですよ?我々も使えるんです。

上で話したように、巨大な冷却システムが必要な量子コンピューターですが、IBMは2.4M四方に収めています。

ただ、特筆すべき計算能力はないようです。

しかし、両社、違う方向で尖った成果を出しているんだから、

手を組んだら面白いのになあとか思っちゃいますね。

ところで、グーグル、IBMと聞いて、日本はどうなんだろう?と思いませんか?

スパコンでの京の時のように夢が見たいですよね。

日本企業ではNECが頑張っています。詳細は次回書こうと思います。

というわけで、次回は量子コンピューターのアニーリング式とゲート式の違い

NECの量子コンピューターについて書きたいと思います。

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